サンカクの評判・口コミはどう?実際の体験談、おすすめの方をご紹介!

最終更新日 2024/10/23

サンカクは人材業界最大手・株式会社リクルートが運営する副業案件紹介サービス。

社外での体験を通じてキャリアアップのきっかけを提供することをテーマに運営されています。

週5時間~空いた時間で挑戦でき、地方中小企業のリモート案件を中心に取り揃えているため、会社員の方で副業を始めたい方に強くおすすめできるサービスです。

この記事では、サンカクの特徴や評判・口コミ、どういった方におすすめか等について、ご紹介します。

サンカクとは?

サンカクは、登録者は働きながら自分が勤めている企業ではない、他の企業が実際に抱えている経営問題について参画することを目的に2014年からリクルートが提供しているサービスです。

経営問題について参画するとは、具体的にどのようなことを行うのでしょうか。

この記事ではサンカクの特徴について、ご紹介いたします。

サンカクについて

サンカクは、ご紹介したように登録者が現在の仕事を続けながら、企業の実際の経営問題について参画するサービスです。

参画する方法は、ディスカッションです。

登録者は、これまで社会人として得た経験・ノウハウ・スキルを基に企業が実際に抱えている経営面の問題を改善するための意見を出し、他の登録者や企業の経営者・担当者と1対1やグループなど、様々な形でディスカッションを行います。

出された意見を採用するかは企業の判断になりますが、自分の意見が経営問題の改善に有効かどうか、「腕試し」できるのがサンカクの登録者のメリットです。

企業側のメリットは、様々な分野・業界の人材から自社の問題解決に向けた意見・提案を聞くことができることです。

分野や業界を超えた人材とのディスカッションの場を企業自身が設けるのは、時間・人員・費用が掛かりますが、サンカクはサンカク側が企業の問題を確認し、サイト上に案件として出すので、時間や人員を掛けずに行うことができます。

ディスカッションの場でどのような意見が出るかは参加者次第ですが、問題解決が可能となる意見・提案を示してくれる人材と出会えるかもしれません。

サンカクのビジネスモデル

サンカクは、企業が抱える経営の問題点を登録者それぞれの経験・スキルから改善点などをディスカッションして導き出すため人と企業を繋ぐ、という点がビジネスモデルとなります。

しかし、サンカクはあくまでも経営問題についてディスカッションする場を提供しているのであり、人と企業を繋ぐマッチングを行っている訳ではありません。

登録者と企業、それぞれが気になった企業や人と出会えたのであれば、自らアプローチを行う必要があります。

サンカクの料金

サンカクの利用料金は現在、登録者・企業ともに無料です。

今後、有料プランができる可能性はありますが、現時点で料金を徴収するシステムはありません。

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サンカクの特徴

無料で個人・企業が利用できるサービスのサンカクですが、どのような特徴があるのでしょうか。

ビジネスパーソンと出会うことができる

特徴の1つは、ビジネスパーソンと出会うことができるということです。

職種などによっては、社外の方と出会う機会が多くない場合があります。

サンカクは分野や業界が異なる様々な方が登録されているため、普段、出会う機会がない分野のビジネスパーソンとの出会いが期待できます。

継続性を持たせるかはそれぞれの判断になりますが、様々な分野のビジネスパーソンと知り合うことができる機会は、登録者・企業どちらにとっても貴重です。

ディスカッションが可能

社内で問題解決に向けた話し合いが行われる場合、企業にもよりますが年次や役職、所属する部署など、様々な条件から対等な立場でディスカッションを行うことが難しいことがあります。

サンカクは、このような社内の立場など関係なく、参加した案件で参加者一人一人が年齢や経験に左右されずにディスカッションすることが可能です。

案件の内容が、仮に過去に経験したことが無いものであっても、分野外だからこその発言も可能です。

参加者全員にそれぞれの経験から意見・提案することができるディスカッションの場を得られる、というのもサンカクの特徴です。

人脈にもなる

問題解決に向けたディスカッションを行う場は、様々な経歴を持つ方々と知り合う場面でもあります。

ディスカッションに参加した登録者同士で交流を深めることも可能なので、今まで知り合う機会が無かった分野の方々との人脈を作る場としても利用できるでしょう。

人脈作りは登録者間だけでなく、案件をサンカクに出している企業も同じです。

自社の問題解決に有意義な意見を出してくれた方と連絡先を交換することで、将来的に社員として迎え入れる可能性もあるでしょう。

サンカクで募集されている主な職種

サンカクで副業案件が掲載されているものは、主に下記となります。

  • マーケティング
  • 販路開拓
  • 新規事業、事業開発
  • 商品企画/開発
  • 人事制度、採用等
  • DX推進・IT企画
  • EC
  • 経理・会計
  • UI/UX
  • ITエンジニア
  • 広報PR
  • ブランディング
  • 組織開発
  • 経営戦略

このように、サンカクは幅広く副業案件を取り揃えており、副業を始めたい会社員の方に広くおすすめできるサービスです。

サンカクの評判・口コミ

ここでは、サンカクの評判や口コミをご紹介していきます。

  • 地方との繋がりを持てて楽しい
  • 本業とは異なるやりがいを感じられる
  • キャリアを見直すきっかけになった
  • 自分の経験・スキルが「社外でも通用する」と実感できた

地方との繋がりを持てて楽しいという声

私が今回の副業をしてみて良かったと思うことの一つが、「第二の故郷」ができたことです。
私は東京出身でこれまで秋田県とは縁がありませんでした。
けれど、副業を始めるときに初めて秋田を訪れ、その後も社長とのオンラインミーティングをする際に「今日は雪がすごい」なんて話を聞いたりして、秋田がとても身近に感じるようになりました。都心で働いている方にとっては、「ふるさと副業」を通じて地方とのつながりを持つのも楽しいんじゃないかと感じています。引用:サンカク公式サイト

本業とは異なるやりがいを感じられるという声

自分が出したアイデアに対し、専務とBさんからフィードバックをいただくことで気付きや学びがあり、知識の幅が広がっていると感じます。それにより、課題に対する解決策の引き出しが増えていっています。
また、Bさんは大手メーカーでの事業開発経験が豊富な方。商品開発のフレームワークをはじめ、販売モデルの構築、市場調査、資料作成など全ての業務においてクオリティが高い。多くを学ばせていただいていて、本業にも活用できています。副業開始から1年強。専務・Bさんの3人チーム体制で150ほどのアイデアを出し、検証を経て絞り込み、2~3が試作段階に進んでいます。
本業は「金融サービス」という形のない商材を扱っているので、自分たちの手から形ある製品が生まれるのは、本業とは異なるやりがいを感じます。引用:サンカク公式サイト
副業を始めて1年と少し経ちますが、専務ともう1人の副業メンバーとの3人で、これまでに150ほどのアイデアを出しました。そこから10くらいに絞り込み、2~3が試作段階へ進んでいます。
先ほど、副業を始めた理由を「素振りだけでなく、打席に立ちたいから」と言いましたが、まさに球を打っている実感があって楽しいですね。
本業でもどかしさを感じている部分を副業でカバーできているので、精神衛生面でも良かったと思います。引用:サンカク公式サイト

キャリアを見直すきっかけになったという声

20年続けてきた研究部門から離れ、自ら希望して新規事業企画部門に異動しました。
今、40代前半ですが、数年前から「今のキャリアのままで人生を終えるのは嫌だな」と思っていたんです。
社会人インターンシップや副業で社外に出てみて、株式会社未病マーカー研究所の社長や仲間たちと協働して、「新しいものを生み出す、立ち上げるのは面白い」と実感しました。そもそもなぜ自分は研究職を目指したのか。原点に立ち返ってみると、「世の中にないものを見つけて、それで人々の生活が変わればいいな」と考えていたから。そこで、新規事業企画の部門に異動願いを出し、受け入れられました。
20年築いてきた「研究員」のポジションを捨てることには、怖さも感じました。でも、副業先の社長の姿を見ていて「こんなふうに頑張ればいいんだ」と思えたんです。引用:サンカク公式サイト

自分の経験・スキルが「社外でも通用する」と実感できたという声

副業を数年やってみて、「自分の経験・知見・スキルは他の会社でも通用するんだな」という実感を持てるようになりました。
それまでは新卒から40代後半の年齢まで一つの会社で働き続け、経営ポジションに就いてはいますが、「その会社内だけでのプロフェッショナル」なのではないか、ということに不安があったんです。
けれど、副業をやってみて「今の会社では評価されているけれど、他社ではどうなのか」「今の会社で身に付けたものは他社では使い物にならないんじゃないか」という恐怖感は徐々に払拭されつつあります。引用:サンカク公式サイト

サンカクを活用するべき企業

様々な分野・業界・経歴の方々と、企業の問題解決に向けたディスカッションを行うことができるサンカクですが、このサンカクのサービスを活用するのに適しているのは、どのような企業なのでしょうか。

社外の手(人材、知見、ノウハウ)を借りたい方

サンカクは社外の人間から、企業の経営問題解決に向けてディスカッションをする場です。

社内の議論では、自由な意見を出しているつもりでも、立場や業界・社内でのやり方で思考が固定化されてしまい、気付けない・言い出せないこともあります。

自社にはいない人材、違う分野の人材の知見・ノウハウを借りて、自社が抱える問題を改善したいと思われている企業にサンカクのサービスは適しているでしょう。

自社に活きる意見を聞きたい方

今後は未定ですが、現在、サンカクを利用するのに料金は発生しません。

例えば、自社の案件に対しディスカッションを行う際、企業から参加者に報酬が支払われると、参加者は自由な意見を出しているつもりでも、無意識に相手が受け入れやすい提案をしている可能性があります。

サンカクでは報酬は発生せず、参加者がこれまでに得た経験などから率直な意見が出されます

場合によっては、厳しい意見・提案があるかもしれませんが、外部からの率直な意見を活かしていきたいと考えられている企業にも、サンカクは有効なサービスです。

実績よりも意欲ある人と働きたい方

サンカクに登録されている方は、自分の能力や経験・スキルがどこまで通用するのか試したいという意欲が高い方がほとんどです。

この反面、大手企業に勤められている方はあまり多くないため、実績という面では物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、意欲を持って何かに取り組める人材の方が、実績ある人材よりも魅力を感じる場合もあるでしょう。

立ち上げたばかりの企業などは、実績より意欲がある人材を重視することもあり、意欲に溢れた人材と働きたいと、考えている企業におすすめです。

比較的ラフに出会いたい方

サンカクは、企業が抱える問題を確実に解決に導くためのサービスではありません。

企業がサンカクに出している案件を、確認した登録者が自ら手を挙げて解決に向けての意見を言うシステムであるため、運営側が問題解決に適した人材をマッチングする訳ではありません。

ディスカッションが「こういった考えもあるのか」と、参考程度で終わる可能性もあります。

確実に問題解決したいのではなく、自社外・他業種の人達の意見はどんなものがあるのか、どんな人材がサンカクにはいるのか等、比較的ラフな出会いの場として考える人や企業に、サンカクは適しています。

サンカクがおすすめではない企業

反対に、サンカクを利用があまりおすすめできないのは、どのような企業なのでしょうか。

外部人材の活用にネガティブな方

社外の人間は第三者として、社内の人間には気付かない解決法やその他の問題点について気付かせてくれるなど、客観的な視点で意見・指摘をしてもらえるメリットがあります。

このような意見を聞きたいと経営陣が考えても、社内の人間の多くが社外の人間を活用することに消極的な場合、サンカクを利用しても有益にはならない可能性もあるでしょう。

社内の雰囲気が社外からの意見に対し懐疑的である場合、この状態を改善してからサンカクを利用すると良いでしょう。

大手での経験がある人が欲しい方

サンカクの登録者は、自分の能力が社外でどこまで通用するのか試したいという意欲が高い人材が多いと、ご説明しましたが、同時に大手企業でお勤めになられた経験がある方が乏しいという面もご説明しました。

もし、大手企業で勤められたことがある高いレベルの経験・ノウハウ・スキルを持たれている方からの意見・提案を求めているのであれば、サンカクが提供するサービスはあまり向いていないでしょう。

大手での経験がある人材から意見を求めたい・そのような人材と出会いたいと考えるのであれば、大手企業での経験が豊富な人材が登録されている顧問紹介のサービスを利用することをおすすめします。

サンカクと合わせて利用を検討したい副業案件紹介サービス

会社員で副業を始めたい方・スキルアップをしたい方がサンカクと合わせて検討したいのが、HiPro Direct(ハイプロダイレクト)です。

HiPro Direct(ハイプロダイレクト)は、パーソルキャリア株式会社が提供しており、リモート副業案件が90%以上※1、大手企業からスタートアップまで幅広い案件を揃えています。

また、HiPro Direct(ハイプロダイレクト)の登録者の70%以上が会社員※1であり、現職を続けながら副業にチャレンジし活躍されている方が実際に多くいます。

詳細は下記記事で解説していますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

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※1 調査時点:2023年5月18日

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