最終更新日 2024/11/18
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働き方が多様化した現代において、企業に所属しないフリーランスとして活動する人は年々増加傾向にあります。
案件紹介サイトやエージェントも多数提供されていますが、これからフリーランスに転身しようとしている人の中には「本当に案件を獲得できるの?」「一人でやっていけるか心配」など不安を抱えていることもあるでしょう。
案件獲得にはフリーランス向けサービスの活用がおすすめで、この記事では大手クラウドソーシングを展開しているランサーズが提供している「POD」について解説していきます。
- PODの特徴について知りたい
- 評判や口コミはどう?
- 登録から契約までの流れは?
- どんなサポートが受けられる?
- 利用するメリット・デメリットは?
本記事では、PODの利用に向いている人、向いていない人の特徴についても解説していくので、登録を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
目次
PODとは?
Professionals On Demand(プロフェッショナルズ オンデマンド)通称「POD」は、フリーランス向けエージェントであり、自身のスキルや経験、希望条件にマッチした案件を紹介してくれるサービスです。
主な取り扱い案件は、コンサルタントや、戦略・新規事業・AI・PM/PMOなど上流工程に特化していることに特徴があります。
PODの取り扱い案件は、全体の85%が非公開案件であるため、他では見ることのできない優良案件を紹介してもらえることに期待が持てます。月単価で見ても、100万〜250万円の高単価案件が豊富で、稼働率20%であっても100万円以上の案件があるため掛け持ちや副業にも活用できます。
また、利用者のスキルや経験を基に案件を紹介してもらえるだけではなく、キャリア相談や参画中のフォローまでしてもらえるため、初めてフリーランスになった人でも安心して利用可能です。
PODの基本情報
ここでは、PODの運営会社であるランサーズ株式会社の基本情報を紹介します。
会社名 | ランサーズ株式会社 |
登録者数 | 3,300人 |
本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷3丁目10-13 TOKYU REIT渋谷Rビル9F |
主な求人職種 | PM (プロジェクトマネージャー) 、PMO、PdM、戦略コンサルタント、 ITコンサルタント、経営戦略コンサルタント、システムエンジニア (SE)、 会計コンサルタント、インフラエンジニア、エンジニア |
URL | https://www.lancers.co.jp/ |
ランサーズ株式会社は、日本の大手クラウドソーシング企業であり、個人や企業がオンライン上で仕事を発注・受注できるプラットフォーム「Lancers(ランサーズ)」を運営しています。
2008年に創業され、当時まだ日本では一般的でなかったクラウドソーシングサービスを提供し始めました。現在では、フリーランスや副業を行う個人と、プロジェクトを依頼する企業をつなぐ重要な役割を果たしています。
同社は、フリーランスという働き方を支援するために、報酬の支払い管理や税務サポート、スキルアップのための研修プログラムなども提供しており、利用者が安心して働ける環境を整えています。
このように、PODは国内大手クラウドソーシング企業であるランサーズが運営しているサービスであるため、初めての人でも安心して登録できるといえるでしょう。
PODの特徴
フリーランス向けサービスは数多く存在しますが、PODにはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、PODの主な特徴について解説していきます。
高単価案件が豊富
PODでは、月報酬100万〜250万円の高単価案件を豊富に取り扱っています。
内訳を確認すると、公開案件828件(2024年8月23日時点)のうち、月報酬のレートが100万~150万円が742件、次いで150万円以上が55件、100万円以下が31件となっています。
単純計算で年収1,000万〜1,500万円を目指すことも可能であるため、フリーランスで年収アップしたい人は要チェックです。
このように、大手事業会社案件や仲介企業が入らないプライム案件を中心に、独自ルートで開拓した高待遇案件が豊富なので、興味がある人は公開案件からチェックしてみましょう。
上流案件に特化
PODの取り扱い案件は、コンサルタントはもちろん、戦略・新規事業・AI・PM/PMOなど上流工程に特化しているのも特徴のひとつです。
戦略・総合・IT系ファーム出身者はもちろん、ITエンジニアからハイクラスにキャリアアップしたい人は登録する価値があるといえるでしょう。
サポート力が高い
フリーランスとして働く際、多くの人が「一人でやっていけるか」不安を感じるものです。
PODでは、稼働前の案件紹介やキャリア相談をはじめ、稼働中もサポートしてくれるため、初めてフリーランスとして活動する人であっても安心できます。
また、稼働中にクライアントとの間でトラブルが発生した際にも、トラブルシューティングをサポートしてくれるため非常に心強いです。
このように、フリーランスにつきまとうリスクを徹底フォローしてくれるのもPODの魅力といえるでしょう。
PODの評判・口コミ
はじめて利用するサービスを検討する際、実際の利用者の声は非常に良い判断材料となります。
ここでは、口コミをもとにPODの評判をまとめていきます。
評判①:丁寧な対応をしてくれた
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POD以外にも2社のサービスに登録しましたが、PODが一番丁寧に対応してくれたため、現在に至るまで長く利用しています。
丁寧な対応という点以外でいえば、親会社がドリームインキュベータであることも、PODの大きな強みだと思います。大手の戦略コンサルファームを親会社に持つからこそ紹介できる案件やテーマがあると思いますし、安定した案件数の提供にも繋がっていると思います。
PODでは、多くの方のキャリアに関する成功・失敗パターンのナレッジが豊富に蓄積されています。
エージェントには、フリーコンサル経験者や起業経験者が多く在籍しているため、高い当事者意識を持ってサポートしてくれるのも魅力的です。
「フリーランスになるか悩んでいる」「情報収集から始めたい」といった状況でも問題ないため、まずは相談から始めてみましょう。
評判②:自分に合った案件があるか確認すべき
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私はコンサルファーム在籍中にPODに登録して、フリーランスになる準備を進めましたが、自分に合った案件が十分にあるのかを事前に確認してから動き出すことをお勧めします。
また、コンサルファームに在籍していると、時間に余裕がなく、視野が狭くなりがちです。だからこそ、意識的に外に目を向け、キャリアの選択肢を広げることが大切かもしれません。
PODに限らず、フリーランス向けサービスを利用する際には、事前に自分に合った案件があるかどうかを確認することが大切です。
特に、これからフリーランスに転身しようとしている人は、いざ会社を辞めてエージェント登録してみたものの、スキルや経験不足で案件を紹介してもらえず、収入が途絶えてしまうことになりかねません。
PODでは、登録したからといって必ず案件紹介してもらえるわけではないため、まずは公開案件でスキルレベルをチェックしましょう。
評判③:面談してから会社を辞めるでもOK
- 会社を辞めて、自分の事業1本でやっていくことに多少の不安はありましたね。
私の場合、自身の事業と併せてフリーコンサルタントとして活動している先輩から話を聞く機会があったのですが、そこでフリーランスでもしっかり稼げることを知りました。
その後は、コンサルファーム在籍中にPOD(旧:コンサルサーチ)に登録し、面談の結果、案件が豊富にあることがわかったので、フリーコンサルタントになる決心がつきました。
会社を辞めてフリーランスになることに不安を感じている人は多いものです。実際、フリーランスとして安定した収入を得るためには継続した案件参画が必要であり、そのためには自分を常にアップデートしていかなければなりません。
また、会社を辞めたタイミングに参画できる案件がないケースもあり得ます。
PODでは、会社に在籍中であっても登録可能なので、いきなり会社を辞めるのではなく、案件の状況を見計らうようにしましょう。
PODを利用するメリット
数多くのフリーランス向けサービスがあるなか、PODを選ぶにはどのような理由が挙げられるのでしょうか。
ここでは、PODを利用するメリットについて解説していきます。
高単価案件が豊富で年収アップ
PODでは、月報酬100万〜250万円の高単価案件を豊富に取り扱っており、年収1,000万円以上を目指すことが可能です。
また、稼働率が20%以下の案件であっても月報酬が100万円を超えるものが多数あるため、掛け持ち案件や副業案件を探している人にもおすすめです。
こうした低稼働でありながら高単価案件を組み合わせることで、さらなる年収アップも狙えるため、稼ぎたい人はアドバイザーに相談してみると良いでしょう。
長期案件・リモート案件が多い
フリーランスで安定した収入を得るためには、継続的に案件へ参画しなければなりません。
PODでは、短期案件だけではなく1年以上の長期案件も取り扱っているため、収入を安定させやすいメリットがあります。
また、リモート案件も多数あるため、時間や場所に捉われないフリーランスならではの働き方が実現可能です。
フレキシブルな働き方が可能
リモート案件に加え、PODでは稼働率が20%〜100%まで幅広く取り扱っていることにも注目です。
プライベートや自社事業の運営、出産・育児などのライフイベントなど、状況に合わせてフレキシブルな働き方を選択できます。
フリーランスとしてメインの収入源となる案件探しはもちろん、いきなりフリーランスに転身することが心配な人は、低稼働な副業案件から参画すると不安を軽減できるでしょう。
PODを利用するデメリット
年収アップやフレキシブルな働き方ができるPODですが、その一方で利用の際には注意点もあります。
ここでは、PODを利用するデメリットについて解説していきます。
公開案件数が少ない
PODでは、公開案件数は800件程度(2024年8月23日時点)と数が少ないです。
そのため、利用前の案件チェックや、登録してから自分で案件探しをしたい人にとっては使いにくさを感じる恐れがあります。
一方、他では見ることができない非公開案件が全体の85%となっているため、優良案件を探している人にはチャンスがあるといえるでしょう。
地方案件は少ない
PODの公開案件を確認すると、東京をはじめとする首都圏や関西エリアの案件が中心となっており、地方案件は少ない(全体の5%程度)傾向にあります。
リモート案件であれば地方在住であっても各都市部の案件に参画できますが、クライアントのオフィスへ訪問しなければならないケースもあるため注意が必要です。
地方案件を探している人は、他のサービスも併用することで案件獲得率をアップさせられるでしょう。
案件紹介されない場合もある
PODへの登録は誰でも行うことが可能ですが、スキルや実績によって案件紹介されないケースもあります。
これからフリーランスに転身する場合、案件を獲得できなければ収入が途絶えてしまうため、まずは公開案件から自身のレベルにマッチしているか必ず確認しましょう。
自身で判断できない場合には、キャリアアドバイザーに相談するところから始めるのも方法のひとつです。
PODの利用がおすすめな人の特徴
ここでは、PODの利用がおすすめな人の特徴について解説していきます。
高単価・高稼働でしっかり稼ぎたい人
PODでは、月単価100万〜250万円の高単価案件を豊富に取り扱っているため、年収1,000万円以上の高収入を目指したい人におすすめです。
また、稼働率は20〜100%と幅広く取り扱っていますが、割合としては100%案件が多い傾向にあるため、フリーランスとしてメインの収入源となる案件探しをしている人にも向いています。
上流案件の実務経験を積みたい人
PODの取り扱い案件は、コンサルタント・戦略・新規事業・AI・PM/PMOなど上流工程に特化しています。
既にフリーランスとして活躍している人はもちろん、会社員エンジニアで要件定義をはじめとする上流工程や、PM/PMOの経験を積みたい人におすすめです。
コンサルタントやITエンジニアは、スキルや実務経験が評価されやすい職種であるため、フリーランス案件で経験を積むことで今後のキャリアの幅を広げることができるしょう。
手厚いサポートのもと働きたい人
フリーランスは会社員と違い、休暇制度や福利厚生がないことはもちろん、案件獲得から参画時の条件交渉、トラブル対応など全て一人で行わなければなりません。
そのため「一人でもやっていけるのか」不安に感じる人は大勢います。
PODでは、スキル・経験や希望条件にマッチした案件紹介、キャリア相談や稼働中のフォロー、万一のトラブルシューティングなどにも対応してくれるため、利用者は仕事に専念することが可能です。
PODの利用が向いていない人の特徴
優良サービスであっても、相性が合わなければ満足いく結果は得られません。
ここでは、PODの利用が向いていない人の特徴について解説していきます。
経験が浅い人
上流工程に特化しているPODでは、案件参画に求められるスキルや経験レベルが高い傾向にあります。
そのため、スキルや経験不足の人は登録しても案件を紹介してもらえない恐れがあるため注意が必要です。
PODに限らず、フリーランスはスキルや経験に基づき、即戦力としてクライアントの課題を解決することが求められるため、フリーランス向けサービスで公開案件をチェックして、自分のレベルが達していることを事前確認しましょう。
地方案件を探している人
PODでは、東京をはじめとする首都圏や関西など各都市部の案件を中心に取り扱っています。
地方案件は、全体の5%程度であるため、地方で仕事を探している人は満足いく案件紹介をしてもらえない恐れがあります。
地方案件を探している人は、複数サービスの併用や対象エリアに特化しているサービスの利用、もしくはフルリモート案件に絞って探すなど工夫が必要です。
公開求人から案件探ししたい人
公式サイトにて、自身の希望する条件から掲載されている案件を探したい人にも向いていません。
PODでは、公開案件は800件程度、非公開案件が85%以上となっているからです。
フリーランスとして継続的に案件参画するためには、案件の母数を増やすことが効果的で、これは複数サービスを併用することで解決できます。
PODの登録から案件参画までの流れ
ここでは、PODの登録から案件参画までの流れを解説していきます。
利用登録
利用登録は、POD公式サイトからメールアドレスとパスワードの設定のみで完了します。
その後、プロフィール設定を行いますが、こちらの内容によってエージェント面談の可否が決まるため、しっかりと書き込みましょう。
エージェント面談
エージェント面談では、登録者のスキルや経験、希望条件などについてヒアリングされます。こちらのもとに案件が紹介されるため、伝え漏れがないよう事前に整理しておきましょう。
なお、エージェント面談は成約(案件参画)に繋がる可能性がある人のみを対象としています。
案件紹介
条件にマッチする案件を複数件紹介されます。紹介された案件には必ず参画しなければならないわけではありません。
断る際には、その理由を明確に伝えることで以降の紹介の精度が高まります。
クライアントとの面談
応募する案件が決まったら、クライアント企業と面談を実施します。面談はエージェントが同席してフォローしてくれます。
案件参画
面談を経て、契約が成立したら案件へ参画します。案件参画中、疑問や不安などがあればエージェントに相談可能です。
PODに関するよくある質問
はじめて利用する際、料金やスキル・実務経験など、多くの疑問を感じるものです。
ここでは、PODに関するよくある質問をQ&A形式で解説していきます。
無料で利用できる?
利用登録や案件紹介などに費用は発生しません。
大手ファーム出身者であるアドバイザーにキャリア相談、営業代行やクライアントとの調整・トラブルシューティングなど、手厚いサポートが無料で受けられるため、積極的に活用していきましょう。
未経験でも登録可能?
未経験でも登録は可能です。
ただし、PODに限らずフリーランスは自身のスキルや経験を提供して、その対価として報酬を得る働き方であることから、即戦力となることを前提としています。
そのため、登録したからといって、必ず案件を紹介してもらえるとは限らないことに注意が必要です。
これからフリーランスへの転身を検討している人は、公開案件を確認して、どの程度のレベルや実務経験が求められるのか把握は必須です。
経験不足だと感じたら、まずは会社員として実務経験を積んでからステップアップしていきましょう。
依頼期間はどれくらい?
1ヵ月〜1年以上と幅広い依頼期間がありますが、戦略立案系の案件の場合は3ヵ月程度が多い傾向にあります。
同一案件に継続して参画する場合には、契約を更新する形となります。
また、業務改善やシステム導入がテーマの場合、改善点の洗い出しから解決まで2年を要することもあるため、フリーランスとしてどのように働きたいのか自身の中で明確にしておきましょう。
地方案件はある?
東京をはじめとする首都圏や関西エリアが中心で、地方案件は全体の5%程度の割合となっています。
リモート案件であれば地方在住でも案件参画が可能ですが、「週1回訪問」といったように、クライアント先に出向かなければならないケースもあるため注意が必要です。
まとめ
PODは、ランサーズが運営するフリーランス向けエージェントで、コンサルタントや上流工程のハイクラス案件に特化したサービスです。
月単価100万〜250万円の案件が豊富で年収1,000万円以上を狙えるほか、キャリア相談や稼働中のフォロー、トラブルシューティング対応などのサポートが無料で受けられます。
長期案件・リモート案件も数多く保有しているため、メインの収入源や副業、ライフワークバランスに合わせたフレキシブルな働き方ができることも特徴です。
これから、PODへの登録やフリーランスへの転身を検討している人は、ぜひ本記事を参考にして活躍を目指してみてください。
引用・参考URL
参考:POD公式サイト
参考:コラム | POD公式サイト
参考:よくあるご質問 | POD公式サイト
参考:初めての方へ | POD公式サイト
パートナー企業開発部門を経て、金融業界向けコンサルティングセールス業務に従事。
その後、ヘッドハンティングされWeb系スタートアップ企業の取締役等を歴任。
Webコンサルティングやメディアを運営するアークワードコンサルティング社を創業。