経理の副業を始めたい!仕事内容から成功のコツまで徹底解説

最終更新日 2025/01/23

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経理業務は規模の大小を問わず、お金が絡んでいる組織・団体全てに必要なものですが、一方では人員削減の対象となりやすい部門のため、副業ニーズが高まっています。

本記事では、経理の副業について需要が高まっている理由や副業で取り組むメリット・注意点、さらには経理の副業の探し方について解説します。

経理の副業に興味がある方は、ぜひご覧ください。

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副業の経理の仕事の人気が高まっている背景

経理の副業ニーズが高まっている背景として、以下が挙げられます。

  • 経理の外部委託が可能な環境が整った
  • 人員削減の対象に挙げられやすい部門だから
  • 在宅で可能な業務だから

それぞれについて、詳しく解説していきましょう。

経理の外部委託が可能な環境が整った

経理に限らず副業需要が高まっている背景の一つに、エージェントやクラウドソーシングなどネット環境さえあれば手軽に副業をこなせる環境が到来している点が挙げられます。

この点は副業を検討している労働者だけではなく、企業側にとってもメリットです。
なぜなら、企業側にとっても副業希望者との接点を手軽に持てる時代が到来したからです。

これまで企業が労働者を確保するためには求人サイトに出稿する必要がありました。

原稿の用意だけではなく、求人サイト毎に求められるテンプレートを整理し、かつ応募があれば適宜対応しなければなりませんでした。

そして入社となれば、各種手続きを行うなど面倒な手続きが待っていました。

しかし、エージェントやクラウドソーシング等で副業希望者を確保するだけであれば、登録作業のみで可能です。

さらにはあくまでも業務委託となるため、入社手続きも不要です。

さらにはあくまでも必要な時だけ依頼できるため、企業側にとっても副業希望者を見つけやすい点が、経理の副業ニーズが高まっている理由の一つです。

コストカットの対象に挙げられやすい部門だから

多くの企業が合理化を追求しています。

無駄な部分を削減し、コア業務にリソースを集約することこそ、人材不足時代に求められている企業のあり方です。

その際、お伝えしたように経理も外部に依頼できる時代が到来していることから、経理に関して必要な時だけ外部に委託する企業が増えています。

経理は大企業だけではなく中小企業や個人事業主、さらには法人などお金を扱う団体全てに必要なものではありますが、決して「常設していなければならない部署」ではなく、必要な時にこなすだけでも十分な部署です。

そのため、コストカットを求める団体にとっては「必要な時に外部に任せる」が主流となりつつあります。

その「外部に任せる経理」の選択肢の一つが、副業で経理をこなす人々です。

外部委託には費用がかかりますが、大して必要ではない時にまで経理の人材を雇うよりは、必要な時だけ依頼した方がコストカットが実現できます。

在宅で可能な業務だから

経理のお仕事はクラウドシステムが整備されたこともあり、在宅でも可能になりました。

数値を入力するだけであれば在宅でも全く問題ありません。

そのため、在宅やリモートワークでもこなすことが可能になったことで、正社員だけではなく副業への依頼も可能になりました。

副業希望者に必要なデータを渡し、クラウドシステムのログインID・パスワードを教えて入力してもらうことで、ある程度の業務が可能になります。

もちろん経理環境は会社・団体によって異なるものではありますが、在宅でも何ら問題ない環境を構築している会社・団体にとっては経理が「出社してもらわなければならないお仕事」ではなく、在宅やリモートの副業希望者にも割り振ることができるお仕事となっています。

経理の副業に取り組むメリット

副業で経理のお仕事に取り組むメリットとして、下記の4点が挙げられます。

  • 経理の需要が大きいので仕事を見つけやすい
  • 専門的な知識が必要なので単価が高い案件が多い
  • 在宅・リモートで仕事をこなせる
  • これまでに培ったスキルだけで仕事をこなせる

それぞれ詳しく解説していきましょう。

経理の需要が大きいので仕事を見つけやすい

冒頭でもお伝えしましたが、「経理」という業務は規模の大小を問わず、会社組織や団体であれば必ず必要なものです。

さらに、団体・会社だけではなく、近年増加傾向にある個人事業主も経理業務が求められます。

一方で、経理のお仕事はあくまでも「処理」であって、利益を生むものではありません。
この点が、経理の難しい点です。

「利益を生む業務ではないけど、でも必要な業務」である経理のお仕事なので、経理の仕事がなくなることはありません。

むしろ、人的余裕のない会社・団体や個人事業主の場合、経理は必要な時だけ外部に委託する傾向が強まっていることから経理のお仕事は見つけやすいです。

そのため、経理の副業は他の副業案件と比較して仕事を見つけやすいです。

専門的な知識が必要なので単価が高い案件が多い

経理のお仕事は、ある程度専門的な知識が必要です。

残念ながら初心者・未経験者では少々ハードルが高いお仕事だからこそ、経理スキルを持つ人間にとっては仕事を見つけやすいです。

誰でもこなせるお仕事であれば、一つの案件に対して多くの仕事希望者が殺到します。
いわば「仕事の奪い合い」となりますが、経理のお仕事は誰もがこなせるものではありません。

専門的な知識、知識を確実に遂行する正確性が求められるお仕事で、初心者・未経験者が「スキルアップのためにこなすお仕事」ではなく、あくまでも既に経理の知識・スキルを持つ人間でなければ難しいです。

つまり、経理の知識・スキルを持つ側の人間にとっては、仕事を獲得しやすいジャンルです。

在宅・リモートで仕事をこなせる

経理のお仕事は専門的な知識が求められる一方で、お伝えしたように在宅・リモートでも取り組めるものです。

そのため、副業として取り組みやすいです。

例えば「帰宅したら経理の副業」「土日だけ経理の副業」など、在宅・リモートだからこそ自分のペースでお仕事に取り組みやすいです。

出社を求められるお仕事の場合、自分のペースではなく会社のペースに合わせなければなりません。

しかし、経理の在宅・リモートのお仕事は出社の必要がありません。

指定納期に間に合わせることができれば自分のペースで仕事に取り組めることから、副業にぴったりです。

これまでに培ったスキルだけで仕事をこなせる

経理のお仕事は、ある程度専門的な知識が必要だとお伝えしましたが、専門的な知識さえあれば新しく覚えることはほぼありません。

他の仕事の場合、これまでに培ったスキルを活かせるものではあっても、多少覚えなければならないことがあるものが多いです。

覚えることが少なければ少ないほど副業に取り組みやすいですが、経理のお仕事はどの企業・会社から引き受けるとしても基本的な業務は変わりません。

仕事の都度、配布されたマニュアルを熟読したり新たなツールをダウンロード・インストールしたりといったことは、経理の副業ではそのようなケースはそうそうありません。

そのため、経理のスキルを既に獲得している人にとっては、わざわざ副業のために新しく覚えることなく仕事をこなせます。

経理の副業を始めるために必要なスキルと資格

経理のお仕事は、初心者・未経験者には少々ハードルが高いとお伝えしました。

その理由は、ある程度必要なスキル・経験があるからですが、副業をこなすにあたって具体的には下記のスキル・経験が必要です。

  • 基本的な経理スキル
  • 経理に関するコミュニケーションスキル
  • 時間管理スキル

なぜ上記が必要なのか、詳しく解説していきましょう。

基本的な経理スキル

「基本的な経理スキル」とは、具体的には簿記2級程度の資格とクラウド会計ソフトやExcelの利用経験、さらには経理業務経験です。

経理のお仕事を与える側としては、これらを「基本的な経理スキル」だと考えています。

資格がなくとも経理業務は可能ですが仕事を獲得するためには資格があった方がアピールになります。

ただし、アピール可能な説得力のある経験があれば資格がなくとも仕事を引き受けることが可能です。

経理に関するコミュニケーションスキル

経理のお仕事は他のお仕事と比較すると、コミュニケーションの重要性が低いと思われがちですが、副業で携わるのであればある程度のコミュニケーション能力が必要です。

特に、経理業務に関するコミュニケーション力は大切です。

「他の会社ではこうだった」と勝手に解釈するのではなく、クライントとコミュニケーションを取り、クライントが求める形での経理処理を行いましょう。

 「業界の常識だから」
 「前副業で引き受けた時はこうした」
 「こうした方がいいと思った」
等は、クライアントにとっては一切関係ないことです。

求められているのは、「クライアントの求める経理処理」です。

時間管理スキル

経理のお仕事を副業でこなす場合、時間管理が重要です。

本業であれば、いつでも対応できることでしょう。
しかし副業の場合、いつでも連絡できるとは限りません。
本業に支障をきたすようなことがあってはなりません。

しかし、クライアントはすぐに連絡を欲するときもあるでしょう。
そのため、時間管理がとても大切です。

指定期日までに仕上げるのはもちろんですが、クライアントが不安に思うようなことがあってはならないので、こまめな連絡、本業をこなしながら期日までに仕上げるなどの時間管理が重要です。

特に、経理のお仕事はクライアント側も時間を伸ばせないものが多いです。
時間厳守は信頼性に直結する部分なので、仕事の中身と同じくらい意識しましょう。

経理の副業のお仕事を探すならここ!おすすめエージェント

経理の副業探しで頼れるエージェントとして、下記の3つをおすすめします。

なぜおすすめなのか、特徴・強みを交えながら紹介していきましょう。

HiPro Direct

掲載されている案件の90%以上が、リモート副業案件のエージェントです。

短期的なスポット案件も多く、経理案件も多く掲載されています。
副業案件が多いエージェントであることは、案件掲載を依頼する企業側も把握しています。

そのため、「副業の会社員」を求めている企業ばかりなので副業への理解が深い企業の案件が多いです。

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Waris

ハイキャリア女性のためのエージェント人事やマーケティング・経理・広報のお仕事が多く掲載されています。

仕事のカテゴリーに「人事・総務・経理・法務」が用意されており、かつ経理・財務の小カテゴリーが設定されているため、経理のお仕事を見つけやすいエージェントです。

業務委託(副業)だけではなく、正社員や契約社員のお仕事など幅広い働き方の案件が掲載されています。

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SOKUDAN

リモート案件92%、週1日から稼働OKの案件多数、平均時給4,500円にて、上場企業からスタートアップまで多くの企業が案件を掲載しているエージェントです。

IT系の案件だけではなく、人事やカスタマーサクセス・事業企画やコーポレートなど、幅広い領域の案件が掲載されています。

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経理の副業に取り組む際の注意点

経理の副業に取り組むにあたって、気を付けるべき点として下記の3点が挙げられます。

  • 会社の就業規定を確認する
  • 情報の取り扱いに細心の注意を払う
  • 副業で稼ぐお金をイメージする

なぜこれらが大切なのか、詳しく解説していきましょう。

会社の就業規定を確認する

経理に限らず、副業に取り組む場合必ず会社の就業規則を確認しましょう。

就業規則に副業禁止と規定されている場合、残念ながら副業に取り組むことはできません。
それでも取り組んだ場合、解雇されても文句は言えません。

また、例え副業が許可されているとしても守秘義務や利益相反に関する規則が設けられているケースがあります。

経理のお仕事の場合、利益相反に抵触するケースは稀ですが、会社の会計部門に携わることになるため、守秘義務は重要です。

守秘義務が就業規則に記載されている場合、副業ではあっても本業で知り得た情報を伝えることは就業規則違反となります。

このように、副業として取り組む場合、すべてが自由ではありません。

副業は「本業の就業規則に抵触しない範囲」で行うべきもので、就業規則は会社毎に異なるものなので、まずは本業の就業規則を確認しておきましょう。

情報の取り扱いに細心の注意を払う

先程少し触れましたが、経理のお仕事は会社の会計業務に携わる大切なお仕事です。

そのため、経理のお仕事をこなすことで会社の重要な情報を知ることになります。

在宅・リモートでの副業ではあっても、相手から会社の会計に関する重要なデータを送付されることになりますが、このような重要な情報の取り扱いには細心の注意を払いましょう。

仮にですが、大切なデータが外部に漏れた場合、責任問題もさることながら、取り返しのつかない問題が起きることも十分に考えられます。

リモートワークの場合、インターネット環境さえあれば場所を問いません。

そのため、喫茶店やコワーキングスペースなど、自宅以外で仕事に取り組むことも可能ではありますが、そこで自分の知らない間にモニターを見られてしまい、情報が外部に漏れてしまうケースもあります。

このように、「情報漏洩」はさまざまな形で起こり得るものです。
そのため、経理の副業に取り組む場合、より一層の情報漏洩防止を心がける必要があります。

副業で稼ぐお金をイメージする

経理の副業に取り組むにあたって、稼ぎたい金額をイメージしておきましょう。
なぜなら、収入によって税金や手続きに違いが生まれるからです。

具体的には、年間で20万円以上の副業所得がある場合は確定申告が必要になります。

また、年間20万円以上の副業所得がある場合、本業・副業の所得の合算にて住民税や所得税など、各種税金の支払い額が決まります。

そのため、経理の副業で「どれだけ稼ぎたいのか」を冷静に考えましょう。

まとめ

経理の副業に取り組むメリットや注意点、仕事の探し方について解説しました。

経理のお仕事は、多くの会社にとって「利益にならないけど必要な部署」のため、コストカットによるアウトソーシングの対象となりやすいです。だからこそ、副業ニーズが高まっています。

一方で、副業ではあってもある程度のスキルが求められることから、「誰でもできる仕事」ではないため、仕事を獲得しやすいなど経理スキル保持者にとっては副業に取り組みやすい環境が整えられています。

エージェントを活用することで、自分自身の経理スキルに合わせたお仕事を見つけることもできます。
副業を検討している人で、経理の経験をお持ちであれば経理の副業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

引用・参考URL

参考:SOICO・経理職で副業をするには?副業経理の探し方・注意点・メリット・デメリットについて解説
参考:note・経理・財務人材(会計専門職)こそ副業した方が良い!(副業のメリット)
参考:Lotsful・経理の副業とは?時給相場や案件例、注意点まとめ
参考:Crarepo・経理代行の副業の始め方やメリット・デメリット
参考:ITトレンド・経理アウトソーシングおすすめ9選!メリット・デメリットや選び方を解説

この記事の監修者
監修者
アークワードコンサルティング株式会社
代表取締役 中村 慎也
IT業界
人材業界
どちらにも深い知見を持った私だからこそ、ITフリーランスの気持ちもエージェントの内部事情も熟知しており、より良いエージェントを厳選してご紹介することができます。
大学卒業後、大手外資系IT企業のシスコシステムズ社に入社。
パートナー企業開発部門を経て、金融業界向けコンサルティングセールス業務に従事。
人材業界大手のインテリジェンス社(現パーソルキャリア社)にてIT業界向けの人材紹介を経験後、転職サイト事業(doda)の立ち上げ・チ―ムマネジメントに携わり、人材業界での実績とノウハウを培う。
その後、ヘッドハンティングによりWeb系スタートアップ企業の取締役等を歴任し、IT/Web分野における戦略立案・事業推進の実務を経験。
2018年、IT/Web業界と人材業界で得た知見と現場感を活かし、Webコンサル・マーケティングやメディア運営を行うアークワードコンサルティング社を創業。
企業のWeb戦略・施策実行~継続改善による業績向上まで、人材業界を中心に総合的なWebコンサルティング事業を行っている。
人材業界の中でも特に、フリーランスエンジニア・コンサルタント・顧問・副業等のジャンルにおいては10年以上のマーケティング支援経験があり、大手からベンチャーまで幅広い実績あり。

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