サンカクの評判・料金まとめ!外部人材の活用の流れはどうなる?

最終更新日 2023/11/15

外部の人材の意見を活用することで、新たな視点で物事を捉える事ができたり、新たな課題が発見されたりすることもあるでしょう。

このような経営における課題を見つけるために、話し合いをする場を設けることができるのが、サンカクです。

この記事では、サンカクの評判や料金、外部人材の活用の流れについて、ご紹介します。

サンカクとは?

サンカクは、登録者は働きながら自分が勤めている企業ではない、他の企業が実際に抱えている経営問題について参画することを目的に2014年からリクルートが提供しているサービスです。

経営問題について参画するとは、具体的にどのようなことを行うのでしょうか。

この記事ではサンカクの特徴について、ご紹介いたします。

サンカクについて

サンカクは、ご紹介したように登録者が現在の仕事を続けながら、企業の実際の経営問題について参画するサービスです。

参画する方法は、ディスカッションです。

登録者は、これまで社会人として得た経験・ノウハウ・スキルを基に企業が実際に抱えている経営面の問題を改善するための意見を出し、他の登録者や企業の経営者・担当者と1対1やグループなど、様々な形でディスカッションを行います。

出された意見を採用するかは企業の判断になりますが、自分の意見が経営問題の改善に有効かどうか、「腕試し」できるのがサンカクの登録者のメリットです。

企業側のメリットは、様々な分野・業界の人材から自社の問題解決に向けた意見・提案を聞くことができることです。

分野や業界を超えた人材とのディスカッションの場を企業自身が設けるのは、時間・人員・費用が掛かりますが、サンカクはサンカク側が企業の問題を確認し、サイト上に案件として出すので、時間や人員を掛けずに行うことができます。

ディスカッションの場でどのような意見が出るかは参加者次第ですが、問題解決が可能となる意見・提案を示してくれる人材と出会えるかもしれません。

サンカクのビジネスモデル

サンカクは、企業が抱える経営の問題点を登録者それぞれの経験・スキルから改善点などをディスカッションして導き出すため人と企業を繋ぐ、という点がビジネスモデルとなります。

しかし、サンカクはあくまでも経営問題についてディスカッションする場を提供しているのであり、人と企業を繋ぐマッチングを行っている訳ではありません。

登録者と企業、それぞれが気になった企業や人と出会えたのであれば、自らアプローチを行う必要があります。

サンカクの料金

サンカクの利用料金は現在、登録者・企業ともに無料です。

今後、有料プランができる可能性はありますが、現時点で料金を徴収するシステムはありません。

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サンカクの特徴

無料で個人・企業が利用できるサービスのサンカクですが、どのような特徴があるのでしょうか。

ビジネスパーソンと出会うことができる

特徴の1つは、ビジネスパーソンと出会うことができるということです。

職種などによっては、社外の方と出会う機会が多くない場合があります。

サンカクは分野や業界が異なる様々な方が登録されているため、普段、出会う機会がない分野のビジネスパーソンとの出会いが期待できます。

継続性を持たせるかはそれぞれの判断になりますが、様々な分野のビジネスパーソンと知り合うことができる機会は、登録者・企業どちらにとっても貴重です。

ディスカッションが可能

社内で問題解決に向けた話し合いが行われる場合、企業にもよりますが年次や役職、所属する部署など、様々な条件から対等な立場でディスカッションを行うことが難しいことがあります。

サンカクは、このような社内の立場など関係なく、参加した案件で参加者一人一人が年齢や経験に左右されずにディスカッションすることが可能です。

案件の内容が、仮に過去に経験したことが無いものであっても、分野外だからこその発言も可能です。

参加者全員にそれぞれの経験から意見・提案することができるディスカッションの場を得られる、というのもサンカクの特徴です。

人脈にもなる

問題解決に向けたディスカッションを行う場は、様々な経歴を持つ方々と知り合う場面でもあります。

ディスカッションに参加した登録者同士で交流を深めることも可能なので、今まで知り合う機会が無かった分野の方々との人脈を作る場としても利用できるでしょう。

人脈作りは登録者間だけでなく、案件をサンカクに出している企業も同じです。

自社の問題解決に有意義な意見を出してくれた方と連絡先を交換することで、将来的に社員として迎え入れる可能性もあるでしょう。

サンカクを活用するべき企業

様々な分野・業界・経歴の方々と、企業の問題解決に向けたディスカッションを行うことができるサンカクですが、このサンカクのサービスを活用するのに適しているのは、どのような企業なのでしょうか。

社外の手(人材、知見、ノウハウ)を借りたい方

サンカクは社外の人間から、企業の経営問題解決に向けてディスカッションをする場です。

社内の議論では、自由な意見を出しているつもりでも、立場や業界・社内でのやり方で思考が固定化されてしまい、気付けない・言い出せないこともあります。

自社にはいない人材、違う分野の人材の知見・ノウハウを借りて、自社が抱える問題を改善したいと思われている企業にサンカクのサービスは適しているでしょう。

自社に活きる意見を聞きたい方

今後は未定ですが、現在、サンカクを利用するのに料金は発生しません。

例えば、自社の案件に対しディスカッションを行う際、企業から参加者に報酬が支払われると、参加者は自由な意見を出しているつもりでも、無意識に相手が受け入れやすい提案をしている可能性があります。

サンカクでは報酬は発生せず、参加者がこれまでに得た経験などから率直な意見が出されます

場合によっては、厳しい意見・提案があるかもしれませんが、外部からの率直な意見を活かしていきたいと考えられている企業にも、サンカクは有効なサービスです。

実績よりも意欲ある人と働きたい方

サンカクに登録されている方は、自分の能力や経験・スキルがどこまで通用するのか試したいという意欲が高い方がほとんどです。

この反面、大手企業に勤められている方はあまり多くないため、実績という面では物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、意欲を持って何かに取り組める人材の方が、実績ある人材よりも魅力を感じる場合もあるでしょう。

立ち上げたばかりの企業などは、実績より意欲がある人材を重視することもあり、意欲に溢れた人材と働きたいと、考えている企業におすすめです。

比較的ラフに出会いたい方

サンカクは、企業が抱える問題を確実に解決に導くためのサービスではありません。

企業がサンカクに出している案件を、確認した登録者が自ら手を挙げて解決に向けての意見を言うシステムであるため、運営側が問題解決に適した人材をマッチングする訳ではありません。

ディスカッションが「こういった考えもあるのか」と、参考程度で終わる可能性もあります。

確実に問題解決したいのではなく、自社外・他業種の人達の意見はどんなものがあるのか、どんな人材がサンカクにはいるのか等、比較的ラフな出会いの場として考える人や企業に、サンカクは適しています。

サンカクがおすすめではない企業

反対に、サンカクを利用があまりおすすめできないのは、どのような企業なのでしょうか。

外部人材の活用にネガティブな方

社外の人間は第三者として、社内の人間には気付かない解決法やその他の問題点について気付かせてくれるなど、客観的な視点で意見・指摘をしてもらえるメリットがあります。

このような意見を聞きたいと経営陣が考えても、社内の人間の多くが社外の人間を活用することに消極的な場合、サンカクを利用しても有益にはならない可能性もあるでしょう。

社内の雰囲気が社外からの意見に対し懐疑的である場合、この状態を改善してからサンカクを利用すると良いでしょう。

大手での経験がある人が欲しい方

サンカクの登録者は、自分の能力が社外でどこまで通用するのか試したいという意欲が高い人材が多いと、ご説明しましたが、同時に大手企業でお勤めになられた経験がある方が乏しいという面もご説明しました。

もし、大手企業で勤められたことがある高いレベルの経験・ノウハウ・スキルを持たれている方からの意見・提案を求めているのであれば、サンカクが提供するサービスはあまり向いていないでしょう。

大手での経験がある人材から意見を求めたい・そのような人材と出会いたいと考えるのであれば、大手企業での経験が豊富な人材が登録されている顧問紹介のサービスを利用することをおすすめします。

サンカクよりもおすすめの顧問紹介サービス

ご紹介したようにサンカクは、自分の能力が社外でどこまで通用するか試したい意欲が高い人材が多く登録されています。

反面、大手企業にお勤めの方は少ないため、問題を抱えている企業の規模によっては得られる意見が問題解決に結びつかない可能性もあります。

また、サンカクは無料サービスで登録者と企業とのディスカッションを行うことが目的であるため、確実に自社の問題解決を行いたい企業にはサンカクは不向きとも言えるでしょう。

経営面の問題解決を早急にしたいとお考えの場合、経験豊かな人材から助言が得られる、顧問の紹介を行う会社に相談されてみてはいかがでしょうか。

HiPro Biz(ハイプロビズ)は顧問を企業へ紹介・派遣し、経営面の問題解決のお手伝いを行います。

HiPro Biz(ハイプロビズ)には長年、大手企業など様々な業界で高いレベルの経験・ノウハウを積まれた人材が顧問として登録されており、企業の経営問題を解決に導くため最適な助言を行います。

これまでに2,840社を超える企業へ顧問を派遣し、取引件数は8,868件にのぼります。

どのような経験・ノウハウがある方が、問題解決に適しているのかどうか、お悩みであれば、i-commonにご相談ください。

【関連記事】 HiPro Biz(ハイプロビズ)とは?実際に利用した方の体験談の評判と具体的な料金プランを解説

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